清潔なお手入れでカビ予防

ソファーベッドにカビが生える理由

ソファーベッドはベッドとして使っていると、汚れが湿気とともに蓄積され、不衛生な状態になってしまうことがあります。ひどい時にはカビが生えたり、悪臭を発したりすることがあります。

特に湿気の多い梅雨時には、うまくケアをしなければいけません。暖房の使用などで温度差が激しくなる冬場も結露しやすく、場合によっては夏場よりもカビが発生することがあります。ソファーベッドはソファーとベッドを兼用する手軽な家具といっても、安くない大型家具なので、長持ちさせたいものです。なぜソファーベッドにカビが発生するのでしょうか。

まず、普通のベッドであればマットレスを取り外して干すことができますが、ソファーベッドはその構造上、クッション部分を洗ったり干したりすることはできません。風通しのよい日陰に置いておくことしかできないのです。

しかも、通常のソファーでは昼間の時間は座っているだけですが、ソファーベッドは、夜にその上で眠るのです。つまり、1日中使っていることも珍しくないのです。睡眠中は私たちが思っている以上に汗をかいているので、全身の汗がしみ込んでいることになります。しかも、昼はソファーとして使用しているため、その上で飲食していれば食べ物のかすなどが落ちていることも考えられます。そして部品も多いので、その隙間に汚れが入り込んでしまうのです。

もうひとつ考えられることがあります。ソファーベッドを使っている人は、かなりの割合でベッドの状態のまま使っています。その時はマットレスや布団を敷き放しにしてしまうため、汚れなどがたまりやすいのです。面倒だといってベッドのままにしているということは、掃除もあまり行われていないということが考えられ、カビや悪臭が発生しやすい環境が整ってしまうのです。

カビを防ぐには

とにかく清潔にすることです。まずむき出しのままで使わず、シートやカバーなどをかけて本体が汚れるのを防ぎましょう。もちろんシートはこまめに交換して、洗濯する必要があります。

それでも汚れることはあるので、表面は固く絞った雑巾などで拭き取りましょう。汚れがひどい時は中性洗剤を薄めたものを雑巾に含ませて拭いたり、アルコールティッシュなどで拭いたりしましょう。材質によっては洗剤を使ってはいけない場合があるので注意が必要です。また、ベッドのままにしておかずに時折ソファーにして、空いたスペースはきちんと掃除をしましょう。

部品の隙間にゴミが入り込んでいることがあるので、掃除機の細いノズルなどを使って取り除いておきましょう。粘着テープなどを使うのも効果的です。なかなか動かすことは難しいでしょうが、風通しのよい場所に置くことも必要です。壁にぴったり付けずに少し隙間を空けておきましょう。軽量なものであれば下にすのこなどを敷くと通気性がよくなります。

下部にスペースがあれば湿気取りや防虫剤を置いておきましょう。虫が近付く環境はカビの原因にもなります。防虫剤は人体に有害な成分が含まれていることがあるので、成分表をよく確認しておきましょう。ベッドの時に上に敷いて使用するマットレスや布団、シーツも洗濯したり干したりして清潔に保つのはいうまでもありません。枕もカバーなどをこまめに取り換えて洗濯しましょう。

本体も陰干しをしましょう。材質もそばがらのものは定期的に替えましょう、プラスチックパイプのものが比較的清潔に保ちやすいです。眠る時も、ソファーベッドは手軽なイメージからか外出から帰ってきてそのままの状態で寝てしまいがちですが、きちんと風呂に入って身体を清潔にしてから就寝しましょう。

快適に使用するために

ソファーベッドに限らず、清潔な環境づくりは快適な生活に繋がります。そのためにはどうすればよいのでしょうか。ソファーベッドを使用する場合は、その機能を十分発揮できる環境に置くことでしょう。ソファーにしたまま、ベッドにしたままではソファーベッドの利点を生かしているとはいえないのです。

毎日広げたりたたんだりする必要はないのですが、それができるくらいのスペースを確保し、周囲を片付けておくことで快適さは大きく改善することでしょう。ベッドとして使う時も、マットや布団を敷きっぱなしにしてしまう状況はカビの発生以前に寝心地の良い状態とはいえません、最も心地よい状態を保つにはどうすればよいのか考えて、様々な手を尽くしてみることが必要なのです。ソファーベッドはおそらくその部屋において最も大型の家具なので、それがそのような状態であるかがその部屋の状況を左右しているのです。

暮らしに合った家具選び

もしこれからソファーベッドを購入するのであれば、どのような品物を選ぶのかも重要な要素です。部屋が和室か洋室か、広さはどのくらいか、収納はあるかなど、構造や状況をしっかり把握しましょう。その上でどのくらいの大きさのものを導入するのか、主にソファーとして使うのか、ベッドとして使うのかを決めましょう。

クッションの下に引き出しなど収納があるタイプのものは、中に物を入れすぎると通気性が悪くなります。除湿剤を入れるなどすると有効です。通気性を考えるのであれば、クッション部分がじかに床に触れるのではなく、短くても脚があるものを選びましょう。折りたたむとソファーになる折りたたみ式マットレスの場合は脚がありませんから、床に接している部分にカビが発生しやすいため、注意が必要です。どうしても脚のないものを使う場合は、すのこや、竹製のラグなどを使って風通しがよくなるよう工夫しましょう。

面倒なようですが、一度カビが出てしまうとそこから汚れが広がっていき、ソファーベッド内部も不潔な状態になってしまいます。そうなると買い替える必要が出てきますし、アパートやマンションの場合、床を汚してしまうとクリーニングで大きな損失を被ることになります。また、カビの胞子や虫の糞や死骸などは身体にとって有害で、喘息やアレルギーなどの原因に繋がります。布団で寝る時間は1日の4割近くになるので、快適に眠れないと疲れがとれずに、やはり身体によくありません。このように、カビを防ぎ部屋を清潔に保つということは、経済面でも健康面でも重要なケアであるといえるのです。