ソファーベッドのかしこい使い方

ソファーベッドのメリット

ソファーベッドはソファーとベッドを兼用できる家具ですが、メリットとデメリットがあります。どちらもしっかり把握した上で、便利に使いこなしましょう。メリットとしてまず挙げられるのは、ベッドを折りたたんでソファーにできるので、部屋のスペースを有効に使えることです。

普通ベッドは部屋の大部分を占めてしまいますが、たたむことによって大幅にスペースが広がります。通常の折りたたみベッドは他の用途に使うことができませんが、ソファーベッドであれば座ってくつろぐことができます。この特徴は、来客が来た時に便利です。昼間の来客にはソファーで対応して、夜泊りになった時にはソファーを展開してベッドにして使ってもらうといったことが可能になります。親しい友人といっても床に寝かせるのはちょっと悪いなといった状況では、とても重宝します。

座り心地が良くない

ソファーベッドのデメリットといえるのは、座るにも眠るにもベストの形とはいえないことです。特に寝心地が悪いというのがよく指摘されることです。クッションが背もたれと座面で分割されているので隙間と段差がどうしても出てしまいます。

また、ソファーとしても使っている場合は、いつも座っている個所が凹んでしまうのです。仮眠をとるだけなら十分かもしれませんが、基本的に睡眠時間は一日の生活の中でかなり大きな割合を占めますし、最もリラックスして身体を休めなければいけない時間なので、寝心地が悪い状況で毎日使用するのは避けた方がよいかもしれません。

段差や凹みが少ない状況であれば、布団やマットレスを敷いてカバーすることができますが、その時は布団やマットレスをどこに片付けるかという問題が出てきてしまいます。収納する場所がない、もしくは片付けるのが面倒になってしまう時にはソファーに戻すことがなくなり、メリットであるスペースの節約ができなくなってしまう恐れがあります。

手入れが難しい

ソファーベッドは手入れが難しいことも問題点です。昼間はソファーに座って、夜はベッドに寝るということは、昼も夜もそこで生活するということなので、どうしても汚れが付きやすくなります。一番気になるのが汗で、特に睡眠時は大量の汗をかきます。これは匂いの元となるのですが、ソファーベッドはその形状が災いして、干したりクリーニングに出したりすることはできません。しかし、この欠点はシーツやカバーを使うことによって対策することができます。

他にもデザインの問題があります。ソファーとベッド、両方の機能を持つゆえにどうしてもデザインが制限されてしまい、気に行ったものを見つけることは難しいかもしれません。大きさの問題もあります。ベッドとしての機能を重視したものはクッション部分を厚くして寝心地をよくしていることが多いため、全体の大きさも巨大になりがちなのです。ソファー部分とは別にオットマンと呼ばれる四角いイスを連結して長さを稼ぐタイプもあります。当然このオットマンを置く場所や使い方を考えなければなりません。座面を引き出してベッドにするタイプは少ないスペースで使えますが、クッション部分が少ないため寝心地、座り心地ともに多少劣ってしまいます。

デメリットをカバーするには

ソファーベッドはメリットよりもデメリットの方が多いようですが、ソファーとしてもベッドとしても欠点なく使えるというのは、さすがに無理のある話です。どうしてもどっちつかずのところは出てしまうのは仕方がないとして、欠点をカバーする工夫を考えていきましょう。

まず、デザインの問題についてですが、最近は様々なメーカーからいろいろなデザインのソファーベッドが発売されていますから、よく探して自分の好みのものを探してみましょう。インターネット上で探してパソコンや携帯電話のモニターで見た時、実物を店頭で見た時、購入して自分の部屋に入れた時ではそれぞれ印象が全く違うものです。

また、同じデザインでも色が違うと印象が違うので、形よりも自分の部屋に合う色かどうかを重視したほうがよいことが多いです。また、ソファーベッドはおそらく部屋の中で最も大きい家具になるので、長く使っているうちにそれを中心にして部屋の雰囲気が変わっていくことも考えられます。ソファーベッドを部屋に合わせるのではなく、部屋がソファーベッドに合わせて変わるということです。また、シーツをかぶせるのであれば、その柄や色、デザインによっても大きく変わります。ソファーベッドの形自体が部屋に合わなくても、シーツでいくらでも調整が効くのです。逆にシーツ一枚で雰囲気が台無しになってしまうこともあるので注意しましょう。

寝心地を改善しよう

寝心地の改善はマットレスなどを敷くことが有効であるというのはもう述べましたが、何を敷くかによって劇的に改善できます。一度固い板や竹をすだれ状に編んだ竹シートを敷いて、その上にマットレスを敷く方法なら、かなり平らにすることができます。

マットレスも慎重に選びましょう。ポイントは腰の位置で、腰が沈みすぎないようにすることがコツです。あまり柔らかいと沈んでしまうので、固めのものを使用しましょう。位置によって固さを変えているものもあります。これについては個人差が大きく、一概にこれがよいというものはありません。固すぎるとかえって疲れたり腰を痛めたりする場合もあります。中綿のウレタンにも多くの種類があるので、余裕があればいろいろ試してみましょう。

座り心地を良くしよう

最後に、座り心地の改善です。ソファーとして使っている時間が長いのであれば考えるべきところでしょう。これも座面があまり沈みすぎず、背中が垂直に近い方が疲れにくいので、座布団をうまく使って調整しましょう。座面に敷くものだけでなく、背筋を伸ばした状態にするために背中や腰に当てるクッションも導入すれば座り心地は格段に良くなります。

ソファーベッドは背もたれの調整があまりできないものが多いため、これらをうまく使いましょう。少しくつろぐのであれば柔らかいものを、しっかり姿勢を整えて長時間座るのであれば、固いものを使うというのはマットレスの選び方と同じです。