意外と知られていないソファーの歴史

ソファーの起源は、ラクダに乗って長距離を移動する旅人が、おしりが痛くならないように鞍の上に敷いたクッションのようなものだったと言われています。

アラビア語で鞍の上に敷くクッションのことを「suffah」と言い、それがそのまま「sofa」の語源になりました。

18世紀中頃になると、座り心地の良い休息用の長椅子として誕生したソファーは、それまで家具の主役だった椅子に代わり、人々に愛用され始めました。

現在でもソファーは家具の中では高額なものですが、当時のソファーはひとつひとつが家具職人の手による手作りで、使われる素材も羽毛や馬毛、コイルスプリングと、当時としてはとても高級で、一般市民にはとても手が届かない憧れの高級家具でした。

しかし、1960年代に入ると、ウレタンをはじめとした新素材の登場や、機械による大量生産技術の発達で、それまでと比べ安価で、伝統的な製法によるソファーにも負けない品質の商品が次々と生み出され、一般家庭の中にもソファーは急速に浸透していくことになったのです。